製作現場-2-

 

なんに詰まって書けなかったのか……?
ズバリ、
体位が決まらなかったです。

ええ、そりゃ、アリオスのパンツの脱ぎ方にあれほど悩む私ですので、体位が
決まらなければ、ただの一行も書けません(笑)

「やっぱ、初めてだもん、オーソドックスに正○位かなぁ。でも、それじゃ、ア
ンジェの背中が痛いし(この際、アリオスの膝が痛いのは…本人、気がつかな
いだろう)草で素肌が切れちゃうかもしれないし。(あれは結構痛いぞ)全部
脱がさずにってのもあるけど、でも、スリップの裾とかに血がついちゃうし、
この後、日向の丘に夕陽を見に行かなきゃいけないから、脱いだものを着な
きゃいけないんだし。それに、やっぱりこの際、生まれたまんまの姿がいいよ。
それじゃ、後ろから? ん〜〜、最初っからそれは、可哀相だし、やっぱりア
ンジェの顔を見たい。それじゃ、膝の上に座らせて? い、いや、それは無理
だ。痛すぎるーーー」

などなどなど。四十八○が頭の中をグルグル@×◆△%!?

「だったら、ここでは一旦やめて、場所を変えたらいいのかなぁ。それなら書け
そうなんだけど…。
でも! あの止め絵から言っても、ここでやるのがゲームストーリーに沿って
いる!(拘るな>自分)
なんとしてでも、この場でやるべきなんだーーー!」

如何にして、あの場でコトに至れるか。
表の題名は適当に(オイオイ)つけましたが、私的裏の題名は『青○への道』
に、即決定。

詰まって唸っていた私に、ある方が言って下さいました。
「書けるところから書いたら?」
ああ、そうなんだ。描けるまで書いたらいいんだ。
そこで書きました。

目が覚めると、素晴らしい青空と流れる白い雲があった。


つまりは、初めてのアンジェに辛い思いをさせるのが、出来なかった――。

アンジェリークに苦痛を与えること。
これは越えねばならぬこと。

この心境になるまでのアリオスを把握していなかった、って事だったんだと思
います。
(無事に書けた時は、『祝! 押し倒し』『やればできる』『青○への道も一
字から』等々の言葉が頭の中を踊っていました)

しかし、この設定魔。いい加減、なんとかならんかなぁ………。